3月の星座 しし座
3月になると、冬の星座が西に低くなり、かわって春の星座が見やすくなってきます。
今回は春の星座で代表的な「しし座」を紹介します。
星占いしし座と春の星座しし座の関係
しし座といえば、星占いの星座として有名です。
誕生日が7月23日から8月22日までの人はしし座生まれということになります。
あれ?春の星座なのに生まれは夏?
実は、〇〇座生まれというのは、その人が生まれた時に太陽が位置していた星座なので、ちょうど昼に現れており、星座を見ることはできません。
そして、占星術が盛んであった2000年前から地球の歳差運動によって地軸の向きが変わってきているため、現在の太陽の位置はしし座ではなく、1つ前の星座になっています。
歳差運動とは、地球の地軸(自転軸)がずっと同じ方向を向いているのではなく、円を描くように移動する運動のことをいいます。
しし座の見え方
しし座は3月の夕方、東の空に顔を出し、午後10時頃にちょうど真上に見えます。
よく目立つのは、1等星の「レグルス」と、その上に見えるクエスチョンマークを裏返したような「ししのおおがま」です。西洋の草刈り鎌に似ていることからこう呼ばれており、ライオンの頭にあたります。
神話では、勇者ヘラクレスが三日三晩かかって退治したライオンが天に上ったものだといわれています。
しし座の1等星レグルス
レグルスは1等星の中では最も暗い1.4等星です。春霞の中ではあまり目立たないことがあるため、湿度が低い3月が見頃です。
しし座のとなりかみのけ座
しし座のとなりには、かみのけ座があります。
目で見ると暗い星がちりばめられたように見ることができます。
おわりに
3月になり寒さが落ち着き、星をじっくり見られる気温になってきました。湿度が低いため、暗い星も見ることができるようです。
3月の星座「しし座」をぜひ探してみてください。