【天文館☆星めぐり】2019年冬の企画展示② 「ダイヤモンド富士」
現在冬の企画展示第二弾として、「ダイヤモンド富士」を展示しています。
ダイヤモンド富士とは
富士山は日本一の山として有名ですが(標高3.776m)、富士山の山頂に沈む夕日はダイヤモンド富士として知られています。
ダイヤモンド富士とは、富士山の山頂に太陽が重なり、ダイヤモンドのように輝いて見える状態をいいます。
ダイヤモンド富士を撮影できる条件
ダイヤモンド富士は、千葉県や東京都から撮影することができます。
富士山頂から平野部までよく晴れないとチャンスが訪れません。1年のうちでチャンスは、秋から冬至、冬至から春の2度ありますが、そのうち1日のみダイヤモンド富士となります。(1日経つと山頂からずれてしまいます)
タイミングと天気、両方そろって初めてダイヤモンド富士が撮影できるのです。
東京都 池袋からのダイヤモンド富士
平成31年1月27日、東京の池袋(サンシャイン60展望台)から撮影できました。
西南西の方向の富士山に入る太陽をお楽しみください。ダイヤモンド富士の前後を1分毎に撮影しました。
ダイヤモンド富士と呼ばれるのは2枚目のみで、撮影時刻は16時50分です。
16:49 太陽が富士山頂にさしかかっています。まだダイヤモンド富士にはなっていません
16:50 ダイヤモンド富士 富士山頂の中心に太陽が重なりました
16:51 太陽が沈むにつれて、山頂からずれていきます
16:52
16:53
実際にダイヤモンド富士となっているのは1分ほどで、3分後には沈んでしまいました。
おわりに
今回は天候にもタイミングにも恵まれ、綺麗なダイヤモンド富士を撮影することができました。
ギャラリーでは、以前紹介した彗星と共にダイヤモンド富士の写真を展示しています。よろしければ見にいらしてください。